駐車場
千葉県内のほとんどの戸建て住宅において自動車・駐車場がない生活は考えにくいものです。限られた敷地面積の中で、実用性とデザイン性、両面に優れた駐車スペースを実現しましょう。千葉の業者紹介サービス「ちいき新聞の外構・エクステリア」は、カースペース、カーポート、ガレージ、自転車置き場といった「駐車場・駐輪場」の施行業者を紹介させていただいております( 業者の紹介について)。ここでは、駐車場の種類、床材や屋根、工事費用相場、取り巻く法律、必要な寸法、駐車場工事のポイントを紹介します。
駐車場の種類
車両を駐車するための場所である駐車場は、カースペース・カーポート・ガレージの3つに分類できます。その違いや特徴を紹介します。
- カースペース
- カースペース
壁も屋根も設けない、青空の下に平置きするタイプの駐車スペースです。開放的なスタイルを楽しめ、壁も屋根も柱も設置しない分、ガレージやカーポートに比べて、工事費用は安くなります。カースペースは建築物ではないため、建ぺい率などの規制がなく、スムーズに工事を進められるでしょう。
- カーポート
- カーポート
屋根で覆われているものの、側面に壁のないタイプの駐車スペースです。ガレージと同じく、雨や風、日差しから車を守ってくれるものですが、壁がないために気密性はなく、車が風雨にさらされたり、汚れたり、傷つくこともあります。壁やシャッターがない分、あまり広くない場所でも設置は可能です。
- ガレージ(車庫)
- ガレージ(車庫)
屋根と壁で覆われ、正面にシャッターのついた駐車スペースのことです。家の一階部分がガレージになっている「ビルドインガレージ」も。シャッターを施錠することで、盗難や車を傷つけられるのを防ぐことができます。比較的広いスペースが必要で、設置費用も高めになります。
駐車場の床
駐車場の床材は、強度に耐えられて、滑りにくい素材であることが前提となります。主な床材として、砂利、土間コンクリート、洗い出し、インターロッキング、レンガ、タイルなどが使用されます。
- 砂利
- 土間コンクリート
- インターロッキング
カーポートの屋根
駐車場の屋根は柱が片側だけにある片側支持タイプと、両側に柱があるため安定感に優れた両側支持タイプがあります。
屋根材は、材質が軽く、強度もあり、耐久性にも優れており、加工が容易なために現場形状に合わせやすいアルミ形材・アルミ樹脂製が主流になっています。その他、衝撃に強く、紫外線をほぼ100%カットできて日焼け防止になるポリカーボネート製の屋根、頑丈で積雪・強風などへの耐久性が抜群なスチール折板製の屋根もあります。
- 両側支持タイプ
- アルミ形材製
- ポリカーボネート製
駐車場設置の費用
駐車場の工事費用は、オープンスタイル(カースペース)、カーポート、ガレージのいずれを選択するか、駐車する車の台数、ゆとり、床・壁・屋根などの素材やそのグレードなどによって大きく変わってきます。ここでは、商品代と工事費用を合わせた駐車場を設置する際の相場費用を紹介します。諸条件によって差が出ますのであくまで目安としてご覧下さい。なお、駐車場設置費用の他に、コンセント、水栓、夜間照明、防犯カメラなどのオプションも合わせてご検討される方が多いのも覚えておきましょう。
駐車場の相場費用
砂利の舗装費用:1台用 | 5万円程度 |
土間コンクリートの舗装費用:1台用 | 20万円程度 |
洗い出し=樹脂舗装費用:1台用 | 35万円程度 |
オープンゲートの設置費用 | 14万円程度 |
シャッターの設置費用 | 50万円~70万円程度 |
カーポートの設置費用:1台用 | 40万円程度 |
カーポートの設置費用:2台用 | 70万円程度 |
ガレージの設置費用:1台用 | 90万円程度 |
ガレージの設置費用:2台用 | 180万円程度 |
ビルトインガレージの設置 | 200~300万円程度 |
法律への適合
ガレージは建築物扱いとなるため、設置の際、床面積の合計が10㎡以上のガレージについては建築基準法に基づいて建築確認申請をする必要があります(10㎡以内でも必要な場合があります。また、カーポートについてもサイズや地域によっては建築確認申請が必要な場合があります)。設置した後は、家屋として扱われ、固定資産税の対象になります。なお、お住まいの建蔽率・容積率に余裕がない場合は、設置できません。他にも、防火地域にガレージやカーポートを設置する場合に制限がかかることがあったり、都市計画・地区計画上、制限がかかることがあったりします。法律や制限については外構・エクステリア業者に確認しておくと良いでしょう。
必要な寸法
駐車スペースの大きさは、車の大きさ、ドアの開閉に要するスペース、乗り降りする際に人が通るスペースなどを計算して決定する必要があります。ガレージやカーポートであれば壁の暑さ、柱の場所、屋根の高さなどの計算も必要になります。以下にカースペースを設置する際に必要な寸法を紹介します。
カースペースに必要な寸法
小型自動車 | 幅2.6×奥行5.0m以上 |
軽自動車 | 幅2.2×奥行4.0m以上 |
普通自動車 | 幅2.9×奥行5.5m以上 |
大型自動車 | 幅3.0×奥行5.9m以上 |
車椅子の方がいる場合 | 幅3.5×奥行6.0m以上 |
普通車2台並列駐車 | 幅5.0×奥行5.5m以上 |
目地や曲線で美しく
目地(隙間)を作ったり、曲線を取り入れたりすることで、見た目にも美しいおしゃれな駐車場になります。目地として、タマリュウのような草丈の低い植物を用いたもの(草目地)、枕木・レンガ・石などを用いたものが挙げられます。草目地がタイヤの前後する方向に平行な場合、車の走行によって草目地がえぐられて痛んでしまうため、車の進行方向に対してなるべく直角方向にするのが適切でしょう。
- 草目地・枕木の目地
- 曲線を取り入れた駐車場
- 草目地は車の進行に直角に
駐輪場(サイクルポート設置費用)
特別な工事は行わず、余ったスペースを自転車置き場にしている方も多いと思いますが、屋根の付いたサイクルポートを設置すると、風雨やサビから自転車が守られます。サイクルポートを設置する場合、何台分のスペースが必要か、屋根の高さをどれほどにするか(1.8m程度が妥当)、乗り入れ・出し入れが楽か、住まいの雰囲気とマッチしているか、などを考慮する必要があるでしょう。サイクルポートの設置に掛かる費用の相場は、約15万円~25万円程度です(商品代・基礎工事代・組み立て代・残土処分代など含む)。自転車用の車止めバー、横からの風雨を防ぐサイドパネル、夜間用の照明、防犯カメラなども、オプションで取り付けることもできます。
駐車場工事のポイント
最後に、駐車場を作る際のポイントをまとめます。駐車場は車が出入りする場所ですから、機能性・安全性が第一であるとは間違いありませんが、住宅の敷地の中で、駐車場の面積は大きな割合を占めますから、デザイン性に優れた美しい駐車場にしたいものです。ご予算と合わせて、ぜひ以下の点をご検討ください。
駐車場の工事相場費用
寸法の確保 | 車両のサイズ・台数、駐車方法、乗降スペースなどを十分考慮して駐車場の大きさを決めましょう。 |
建築確認が必要か | 10㎡以上のガレージには基本的に建築確認申請が必要です。なお、カーポートを設置する場合や、10㎡未満のガレージを設置する場合でも建築確認申請が必要な場合があります。外構/エクステリア業者に確認してみましょう。 |
安全性 | 道路と駐車場の位置関係、視界、勾配、車止めの有無や位置、床材の種類や滑りにくさ、駐車方法や生活動線、高齢者が使いやすいかなど、安全性を何よりも優先して駐車場を作りましょう。 |
機能性 | 屋根や壁の有無や形状・素材、扉の有無や開閉方式、床面の水はけの良さ、洗車用水栓や電源など、使い勝手が良く、快適に過ごせる駐車場かどうかにも留意しましょう。 |
周辺との調和 | 建物や庭、その他外構などと駐車場の雰囲気や素材がマッチしているか、周辺環境とも調和しているか、周辺環境に対してバランスの良い駐車場にしましょう。 |
デザイン性 | 適度に曲線や緑化を取り入れたり、素材やデザインにもこだわったり、潤いのあるエクステリア空間にしましょう。駐車していない空き状況の際も美しいスペースにしたいものです。 |
駐車場の施工事例
駐車場の優良工事業者をご紹介
「ちいき新聞の外構・エクステリア」では、駐車場の千葉県内優良工事業者を紹介しています。
信頼のおける業者を探すのが手間に感じる
ハウスメーカー関連業者は費用が高くなる
知り合いが紹介してくれた業者は断り難い
1社でなく複数社に相談、提案を比較したい
など、千葉県内で外構・エクステリア業者をお探しなら「ちいき新聞の外構・エクステリア」にお問い合わせください。