外構・エクステリア業者選びから
施工完了までの7つのポイント

外壁塗装のタイミング

エクステリア工事の機会は、人生で何度もあるわけではありません。その時が突如やってきて、どれだけの予算をかけて良いのか、適正な値段がいくらなのか、自分が望むデザインや素材は何なのか… そういったことが分からないまま、流されるように業者を決めて工事を行う方が多くいらっしゃいます。外構・エクステリアは毎日の生活に大きくかかわるもの。できれば、賢明な判断の上で、優れた工事が行われ、できるだけ豊かな生活を過ごしてほしいと考えています。その助けになるよう、千葉の優良業者紹介サービス「ちいき新聞の外構・エクステリア」がエクステリア工事における7つのポイントをまとめました。ぜひご参考にしてください。

まとめると…

  • 外構部分は建物部分と契約が別なので自由に業者を選べる。相見積もりを行ってお好みの業者をご自身で見つけましょう。
  • 打ち合わせではプロのアドバイスも聞きながらイメージを具体的に。1社が作った図面や見積書を他社に見せるのは止めておきましょう。
  • 見積書を見て分からないことがあれば確認を。費用だけで決めないように。
  • 契約前に工事後のメンテナンスについて確認し、最終的なお支払いは工事後、納得した上で行いましょう。

エクステリア業者は自分で選ぼう

エクステリア業者はご自身で選ぶことができます。新築でお家を建てる際など、ハウスメーカーから、建物部分だけでなくエクステリア部分の見積もりも提示されたり、エクステリア業者を紹介されたりすることも多いようです。ただし、建物の建築と外構・エクステリアは別もの。ご自身でお好みのエクステリア業者を見つけ、エクステリア部分の施工を依頼しても全く問題ありません。ハウスメーカーから優れた提案や紹介がなされるケースもありますが、ハウスメーカーの中間マージンとして何割か加算されて見積りが高くなってしまいがち。ですので、他の業者ともコンタクトを取り、ご自身でご予算やご希望に合致したお好みの業者を選ぶことをお勧めします

相見積もりのメリットを活かそう

複数社に見積もりを出してもらう「相見積もり」がお勧めです。相見積もりのメリットは、(1) 見積額を比較できるので適正価格が見えてくる(2) デザインや内容を比較する中で自分が望むプランが見えてくる(3) 業者間の競争によって見積額や工事内容が磨かれるなど。もし納得できる業者が見つかっていない場合は、とにかく急いで決めないことです。いつまでに終えたい工事なのかによっても変わってきますが、大きな工事であれば3社以上を比較して決めたいですし、大きな工事でなくても1社だけの話を聞いて決めることは避けた方が良いでしょう。千葉県に特化した地元密着型 優良業者紹介サービス「ちいき新聞の外構・エクステリア」は最大3社の相見積もりサービス。ご自身で良さそうな業者を探し、1社ずつ予約を取るといった手間が省けます。

打ち合せでは業者と協力してイメージを具体的に

各社との打ち合わせは、イメージを具体化していくステップです。イメージも何もない人も多いかと思いますが、その場合は、「駐車場は何台欲しい」、「門はいらない」などといった機能的な話を伝えてみましょう。要望を伝えて、平面図・パース・見取り図を用意してもらいましょう(簡単な設置や修理だけの工事ならば必要ないでしょう)。同様の工事をした際の写真もあるようであれば、それもぜひ見せてもらいましょう。展示場などで実物を見ることもお勧めします。また、ご自身の要望だけで進めるのではなく、プロのアドバイスにもぜひ耳を傾けてください。

図面・プラン・見積書を各社に安易に見せないで

1点、気を遣っていただきたいことがあります。それは他社で作った図面・プラン・見積額そのものを別の業者に見せてほしくないということです。「これと全く同じものを安くできないか?」と言いたくなる気持ちはわかりますが、図面・プランなどの作成にエクステリア業者はとても労力をかけているもの。全施工費の約20%はこの「設計」にかけられた金額なのです。大きな工事になればなるほど、安易に図面・プランを見せるのは避け、各社には改めて要望を伝え、新規で図面・プランを作成してもらいましょう。

見積りの「一式」や大きな値引きに注意

良い見積書とは、工事内容と工事費用(それぞれの材料名と費用)が明確なものです。個々に具体的に記されておらず、「一式」としてまとめられていれば、それを見た側はよく分かりません。明確な工事内容や材料・費用が記されていなければ、素材を変更した場合も価格の変化を確認することもできません。希望通りの工事がなされなかったとしても、文句の付けようもありません。(ちなみに、図面作製や現場調査にかかる「経費」の目安は10%程度です)。ですので、見積書の中で明確でない項目があった際は、「これはどのような費用ですか?この中身は何ですか?」と遠慮なく業者に聞いてできるだけ明確にすることをお勧めします。その方が業者・ご依頼主双方にとって気持ちよく事が進むでしょう。なお、見積りで「今月中に申し込んでくれれば」などという条件を付けたりして、大幅な値引きがされるような場合には、何か裏があると思った方が良いでしょう。一つ言えるのは、価格だけで選ばないこと。信頼できる業者を選ぶことです。

契約前にアフターケア確認&工事後に支払いを

外構・エクステリアのアフターケアは、大きなものでない限り基本的にご依頼主ご自身が行うことになります。ウッドデッキの手入れの仕方や植栽のメンテナンスなど、エクステリアのアフターケアについて、契約時に必ず聞いておきましょう。完成時の見栄えだけにこだわった契約になっていないかも明らかになるでしょう。大きな工事(工期の長い工事)であれば、契約時に手付金(30~50%)が必要なケースもありますが、最終的な支払いは工事が完了した後です。先に支払いを求めて来た場合、その業者はおかしいと思った方が良いでしょう。また、工事が終わったとしても、しっかりと工事個所を確認し、気になることは説明を受け、納得した上で支払いを行いましょう。

新築時は建物引き渡し後が工事のベスト時期

土地を買って新しいお家を建てる際は、建物の完成時に外構部分もできれば完成していてほしいもの。しかし、この建物と外構との「同時施工」には注意が必要です。そもそも、建物の引渡し前は、建物の所有権は家を建てているハウスメーカーにあります。仮にですが、引渡し前にエクステリア業者に不手際があり、建物を傷つけたりしてしまうと、業者間のトラブルに発展しかねません。また、「同時施工」によって現地に人が増えすぎることは、無用な事故やトラブルの原因にもなりえます。ですので、(現場調査や設計を建築中に行うことは問題ありませんが)実際の工事は建物引き渡し後に行うことをお勧めします。ただし、「建物完成時に車が置けないと困るので駐車場だけは完成していて欲しい」、「玄関とそのアプローチ部分は業者間での話し合いが必要」といったことは多くありますので、ハウスメーカーとエクステリア業者との相談時間を設けるのが一般的です

最後に:より豊かな生活のために

新築のエクステリア工事で頻繁に起こるのは、「業者を自分で探さないまま、提案された業者や知り合い、見積もりに応じ、良いのか悪いのかも分からないまま工事を高額で行っているケース」や、「建物の値段ばかりを考えていて、建築費の約10%と言われるエクステリア工事にかかる費用を十分に用意していなかったケース」「経年劣化や自然災害等で必要になった工事をできるだけ早く安く直そうとするケース」です。これらは仕方のないケースも多く、ご依頼主がご納得されていれば問題はりません。ただし、できることであれば、急いで決めないこと複数社を比較すること、(写真や見取り図などで)イメージをできるだけ明確にすること値段だけで決めないこと適切なタイミングで工事を行うこと支払いは納得の上で行うことが、あなたの今後の豊かな生活につながるはずです。